老猫をシャンプーして泣きながら乾かす

今日の14時頃、リビング状態の応接間から母の大声が！

「おしっこなの？！！！」

駆け付けると、濡れた床にシーツが吸収させてあり、体が濡れたミルを抱っこする母。

「おしっこの上に倒れてったで、拭いたって！」

どうもおしっこをフローリングでしていて、すべって体の左側から倒れて濡れてしまったみたい。
で、転んでもおしっこしてたって・・・途中で転んだのね。

うろうろしてたんならトイレ連れていかないと！！転んだ音がして気付いたって、あんたの目の前でしょーが、なんでおしっこしだしたこと気付かないんだよ！！

と言っても後の祭り。

ミルを受け取って、シャンプーシート2枚、蒸しタオル3回拭いてもおしっこ臭が取れず、片側だけ洗おうと浴室へ。

最初左側だけ軽く洗おうとしたけど濡れた手で洗うもんだから、反対側も濡れてしまう。だったらもう全身洗ってしまおうと、泡立てたお湯をかけると、今ままでの半分しかないミルが。

こんなになってしまったんだ・・・・

と衝撃を受けると同時に、洗うんじゃなかった、と後悔。

こんな体で全身濡らしてしまって、風邪でも引いたらどうするの！
急いですすいで、そのまま暖房をつけている浴室でタオルドライ（バスタオルでくるんで抱く×2枚）

その後エアコンとストーブで温めておいた部屋へ駆け込み、すぐさまドライヤーをかけた。

最初はおとなしくしていたミルも、途中から

「いやーー、いやーー」

と言い出し、「んがう」という今迄聞いたことのない言葉もしゃべり、怒って「シャー」やら「ぺっ！！」やらしてきた。

その度にごめんねごめんねと謝り、こんなことなら洗うんじゃなかった。
風邪をひいてそれが元で・・・最悪のことを想像したら泣けてきた。

人生1つの選択ミスで取り返しのつかないことは起こるから。

幸い乾きの早いことが売りのシャンプーで洗ったので、乾くまではそんなに時間がかからなかった。ほとんど乾いたところで、カリカリを食べ水を飲むミル。

ほっとしたのもつかの間、ミルの体が小刻みに震えだした！

びっくりして抱きかかえ、ドライヤーをかけた。もうこれ以上乾かしようがないところまで乾かしても震えているので、どうしたらいいのかわからず、泣きながら相方に電話。（出ず）

ストーブで温めていたら、やっと震えが止まった。

その後またカリカリを食べ、顔を洗うミル。

もう大丈夫かな・・・

いつだっただろう。

ミルがうちに来て数年は、一か月に一回シャンプーをしていたけど、だんだん間隔も開いて、一昨年だったかな。
夏の換毛期にシャンプーしたら、翌々日くらいから食欲がなくなって体調が悪そうだった時があって（多分舐めて大量の毛が胃に入ってしまった？）、それが怖くてその後は1回シャンプーしたきり。

おばあちゃんになってから、動物病院の先生にシャンプーについて訊いたら、

「汚れたらその部分だけ洗うようにして、全身は洗わない方がいい」

と言われていたから、余計に洗ったことを後悔。
もう二度と全身シャンプーはしない。くさいくらいなんだ！と誓った飼い主であった。

これを書いてる現在（16：00）ミルはストーブの前で幸せそうな顔して眠っている。
そして極上の触り心地。

やっと安堵。

↓ポチっと応援よろしくです↓